五十肩とお灸

今年の私のテーマは、どうやら「治療」のようだ。

歯の根幹治療にはじまり、春は足首の痛みに悩まされた。
テニスをすると痛くなるので、整形外科へ。
初めてMRIを受け、すさまじい騒音に驚いた。
5年前の足首骨折で組織が壊れているため、完治はしないそうだ。
メンテしながら付き合っていくしかないらしい。
リハビリ、整骨院での治療、テーピング利用などで、何とかテニスが続けられるようになった。

と、ホッとしたのも束の間、6月半ばに右肩が痛くなった。腕が真上まで上がらない。
サーブ練習のやりすぎだと思った。一人でもできる練習だから、試合に備えてオートテニスで100球は打っていた。
肝心の本番、6月18日の試合はゆるいサーブしか打てず…。
そのうち治るかなと思ったが、整骨院に行ってもなかなか良くならなかった。

整形外科でエコーを撮ったら、しっかり肩の前の部分が炎症していた。
肩関節周囲炎、いわゆる五十肩という診断。
治るまで1年くらいはかかる。早くても半年、2年かかることも珍しくない。

まさか、こんなことになるとは…。
私の場合、長年のパソコン仕事で肩回りが固まっていたところに、2年前から23年ぶりにテニスを始めて、肩に負担がかかったことが原因だ。
そういえば、半年くらい前から上腕に違和感はあったなぁ。

新たな治療法を試みようと近所の鍼灸院に行ってみたら、とても丁寧に治療をしてくれる先生だったので、定期的に通うことにした。
そこで、試供品をいただき、すっかりはハマってしまったのだ。

お灸に…!

台座のシールをはがしてライターで火を点け、痛いところやツボにお灸を置く。
だんだん熱くなり、場所によってはチリっと刺激を感じることもあるが、すぐに燃え尽きて3分半ほどで終了する。
この時間の短さもいい。

肩、足首、腕、手などあちこちに置いているうちに、15個くらいすぐ使ってしまう。
もくもく立ち上るヨモギの煙に包まれていると、人間お香になったような気分だ。

今は、200個入りをネットで買ったから、毎日心おきなくできる。
リラックスするためにアロマを炊くような感じ。

五十肩の治療をしてから、肩こりがラクになったし、お灸という新たな趣味ができたし、悪いことばかりではない。
ケガの功名というのだろうか。

しばらくサーブは下からしか打てないし、スマッシュもできないけれど、無理せずテニスを続けながら治療を怠らず、最強の還暦を目指したい。