お盆に1週間ほど帰省したとき、新しい道の駅ができたと聞いて行ってみた。
今年4月にオープンした「道の駅もりおか渋民(たみっと)」。
そして、私は初めて知って驚いた。
渋民村がいつの間にか盛岡市になっていたことを。
盛岡にずっと住んでいる人からすれば、「はぁ?今頃何ってんの?」って話である。
渋民村は、石川啄木の生まれ故郷として有名だ。
そもそも、私が生まれる前に合併して玉山村の一部になっていて、玉山村が盛岡市と合併したのが2006年だという。
20年も前ではないか!
毎年、盛岡市の実家に帰省していたのに、全然知らなかった…。
啄木は旧制盛岡中学校の卒業生で、高校の先輩にあたる。
不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて
空に吸はれし 十五の心 (啄木)
この歌に憧れて、中学~高校時代には、不来方城(盛岡城跡)の芝生に寝ころんで、何度も空を見上げた。
空に吸い込まれるってどんな感じだろうと思いながら。
青空が広がる5月は気持ちよかったなぁ。
今回、初めて渋民を訪れ、啄木と同じ岩手山を見ることができた。
盛岡の街から眺める岩手山とは、見える範囲が全然違う。
いつもは山頂しか見えないが、小高い場所にある「道の駅もりおか渋民」からは、裾野まで眺められる。
なんて、雄大で凛々しい姿だろう。
イケメン度爆上がり。惚れ惚れするなぁ。

反対側には、神秘的で麗しい姫神山がそびえ立つ。
名前も姿も本当に美しい山だ。

山々に囲まれ、爽やかな風を感じて、しばしの休息。
故郷の山は、本当にありがたいとしみじみ思った。
ふるさとの 山に向かひて 言ふことなし
ふるさとの山は ありがたきかな (啄木)

