秋の文化祭~3年ぶりの展示

市民センター恒例、秋の文化祭で3年ぶりにアジアンノットクラブの展示をした。
アジアンノットとは、台湾を中心に発展した中国結び(チャイニーズノット)や、韓国のノリゲなどと呼ばれる飾り結び。
日本でも独自の結び方がたくさんあり、これらの総称がアジアンノットと呼ばれている。
実際には、アジアの結びに限らず、ひもを結んで何でもつくるクラブだ。

西戸畑市民センターで講座を開いて16年。
ということは、講師業を18年間してきたことになる。
正直、こんなに長く講座が続くとは考えていなかったし、ライターの仕事が忙しくて大変なときもあるが、楽しんで通ってくれる生徒さんのおかげで、ライフワークとして続けてこられた。
皆さんと一緒に展示ができることに感謝!

今回の展示は、シンプルなプランターカバーから、複雑な飾り物まで、さまざまな作品を集めた。
生徒さんから「四季を表現した作品をつくりたい」という希望があり、12カ月のイメージを結びで表現した色紙作品もある。

私が図案・サンプル・レシピをつくり、生徒さんが結んだオリジナル作品だ。
それぞれの月のモチーフを何にするか、どんな形と色で表現するか、結び技法はどれを使うかを考え、何度も調整をしながら完成させた。
例えば4月の「桜」は、桜の花を約80個、菜の花を約20個、一つひとつ結び、何十時間もかけて仕上げている。
根気のいる作業だが、仕上がりをイメージしながら、指先に集中してモノをつくり出す過程は楽しい。

金龍と銀龍

成人式の髪飾り(赤が長女、白が次女)

西戸畑市民センターでは、10月と11月に初心者向けの体験講座も開催される。
募集してすぐ20人以上集まったと聞き、驚いた。
行動制限がなくなり、何かやってみたい人が増えているのだろうか。
一人でも多くの人と、結びのおもしろさを分かち合えますように。